渉外課の忍足さん

第14話 2年目・3月(2)

 忍足さんの運転する車の助手席に乗ると、なんだか忍足さんの彼女になったような気分だ──忍足さんは、私のことをたぶん手のかかる後輩くらいにしか思っていないのだろ…